甲州市ことばのリハビリ教室の紹介 

 甲州市では、旧塩山市における平成13年2月から脳血管疾患等の後遺症で、日常の会話に不自由を感じている方を対象に言語リハビリ教室を行っています。
 言語障害のある方は、会話が不自由なため自宅に閉じこもりがちになり、外出や交流の機会が少なくなってしまうことがあります。そのため、楽しく会話ができ、社会参加や言語障害をもつ仲間が集まれる機会として教室を開催しています。
 当初、参加者5人で始まった教室も徐々に増え、現在は年齢も40歳台から80歳代と幅広く、家族も含め11名の参加者がいます。
 スタッフは言語聴覚士1名と保健師2名、ボランティア5名の計8名です。会場は主に保健福祉センターで、月に1回、2時間程度行っています。
 内容は、言語訓練を兼ねたゲームやカラオケ、体操などを主に行っています。その他にも、近所のお祭りへみんなで出かけては、調理実習でカレーやほうとう、餃子などを作ったり、みんなで和気あいあいと楽しみながら行っています。
 時々は看護学校の学生さんや、STの学生さんがが見学として参加して、新たなフレッシュな刺激がかかります。多くの経験の中で少しずつですが、対人的なコミュニケーション方法も上手になってきました。はじめは消極的だった方も、こちらから声を掛けなくても自分から積極的に話をするようになり、時にはゲームが一時中断するほど話が盛り上がることもあります。

 今後もリハビリ教室と合同で教室を開催したり、東山地区失語症友の会へ参加したり、多くの方たちと交流をはかっていきたいと思います。そして、言語障害を持つ方が自主的に集まり積極的に社会参加ができるように支援していきたいと思います。甲州市に住んでいる方で、教室に参加してみたいという方がいましたら、ぜひご参加をお待ちしています。


<お問合せ先>
 甲州市役所健康増進課
 TEL 0553−32−5014 
 保健師 今橋まで
    
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