こころの小さなほころびは
最初の手当てが肝心です
するすると
糸がほころんでゆくように
目に見えない
透明な糸のようなモノが
こころをつなぎ止めているからです
とても無防備だから
気づいた時には
“とりかえしのつかないこと”に
なってしまわないように
最初の手当てを怠らないように……
こころの手当ては
身体の手当て以上に
慎重でなければなりません
おまぬけな手当ては
空腹の人に断食をすすめるような
愚かな結果を
引き起こさないとも
限りません
慎重になるのは
臆病なことでは
ありません
「その脆き魂とともに」目次へ 次のページへ