★地域通貨研究会通信〜その1★   【筆者:窪田 幸唯】塩山市地域通貨研究会メンバー 「地域通貨」というものをご存知でしょうか。様々なスタイルの地域通貨があ りますが、ちょっとしたお手伝いなどをしてあげたこと、してもらったことを 「地域通貨」で感謝の気持ちを伝えるものです。「通貨」といってもお金との交 換はできません。あくまで「感謝の気持ち」をあらわす道具で、活動を通じ地域 作りや仲間作りを目指すものです。 【経過】 昨年の夏からスタートした塩山市地域通貨研究会ですが、3月5日の夜13回目の 会合が行われました。今まで県内外の導入事例を見学にいったり、具体的な内容 や流通方法を練っています。  世間には様々なスタイルの地域通貨がありますが、塩山では「塩山みんなでや るじゃん券」という名前で数え方は「一葉(いちよう)」です。ややこじ付けで はないかとの見方もありますが、新5千円札の肖像にも使われる樋口一葉に因ん だ呼び方です。 地域通貨を広げるための道具として、パソコン初心者講座、ワイン初心者講座な ども行って参加者の反応、地域通貨の運用についても研究してみました。 【ただ今進行中】 研究会メンバーが軽トラック30台分の桃の枝を拾い集め、商店街など塩山の アチコチで咲かせてみようという企画も現在進んでいます。地域通貨を使って農 家、市民、商店の間を結ぶことができるか可能性をさぐる企画です。3月20日、 21日に駅前商店街付近でバケツに桃の枝を入れたり、並べる作業をしている一団 は私たち塩山市地域通貨研究会のメンバーです。ご興味のある方は一声掛けてく ださい。 今年の5月からは試験的な運用を始め、11月には実際の流通を開始する予定です。 これから折に触れ、地域通貨研究会の話題をお伝えしたいと思います。 塩山市地域通貨研究会 http://www.kcnet.ne.jp/~ichiyo/  【塩山探検隊2004年3月号掲載】