★地域通貨研究会通信〜その8★   【筆者:窪田 幸唯】塩山市地域通貨研究会メンバー  11月から新しい紙幣が発行された。5000円札は塩山との関係もある樋口一葉。 一葉にちなんだ地域通貨「葉」は5月から実験流通を始めましたが、ただいま内容 の全面改訂にむけて調整中です。 もう少し分かりやすいこと、商店街でも使いこなせるようにすることなどを目標に しています。 目的も変更し、三つの柱を考えています。 1.塩山の人をもっと知ろう 2.塩山のものを食べよう 3.塩山で買い物をしよう 今後、事務局を含め体制を一新し、新しい地域通貨のあり方を模索しています。 正式決定はこれからですが、大きな変更点は二つ。「葉」を「円」とほぼ同じとみ なすこと、そして流通に関しては「通帳」を使うことです。 主な内容(案の段階です)   年間会費 1000円   通帳を発行し運用の基幹とする   一葉は1円と同じ程度とみなす   補助券として100葉券を発行する   商店街などでも使えることを前提とする   補助券がたまったら通帳に入れ、記帳する 使い方の例示   商店での買い物(1000円以上の買い物)をした場合、商店からお客さんに100葉   渡す   お客さんは次に買い物をする場合、100葉を出すと100円値引きしてもらえる   この場合買い物は葉が使える登録店であることが条件   補助券の発行は通帳をマイナスすることで発行   従来の「葉」は新100葉券としてみなす また名称を「一葉ふるさと銀行」にしようとする案もあります。 そうなると「頭取」とか「通帳」というような名前も楽しく使えそうです。 ■再構築をするにあたり一緒に活動してくれる仲間も募集しています。 問い合わせ先 kubota@kcnet.ne.jp 090-2200-9676 窪田まで 事業を行っている人、農家の方などを特に歓迎します。 使うことでそれぞれの本業に利益をもたらすことを目指したいと思います。 農家や商店を含め新たな仕組みで動き、新たなエネルギーを生み出していきたいと 思います。   塩山市地域通貨研究会ホームページ http://www.kcnet.ne.jp/~ichiyo/ 【塩山探検隊2004年11月号掲載】