★一葉まちづくりの会(旧地域通貨研究会)通信〜その15★   【筆者:窪田 幸唯】一葉まちづくりの会メンバー 桃の収穫時期となりました。 一葉まちづくりの会で育てている桃も次第に大きくなってきました。 間もなく収穫を迎えますが、折角ですから桃の枝配りや摘花、摘果などに携わった 方々、これから関わりを持ちたいという方々を交え、楽しく収穫をしたいと思いま す。 生き物なので天候によって進んだり遅れたりします。 直前にならないと予定がアナウンスできないのですが、ご興味のある方は窪田まで メール(kubota@kcnet.ne.jp)していただくか、ホームページでのアナウンスをご 覧ください。24日(日曜)あたり早朝から収穫ではないかと予想しています。 なお、畑は市内大藤地区、塩山駅から車で10分程度のところです さて、6/19(日)に市内下小田原の上条地区の民家集落を訪ねました。 案内役は石川工務所の石川社長にお願いしました。 石川社長は古民家の再生、社寺建築を手がけられている方で、まちづくりグループ 「がんばろう塩山」のメンバーで、(財)日本ナショナルトラストが昨年度行った 調査の委員でもあります。 梅雨の合間のやや暑苦しい日でしたが道々話をしながらの散策となりました。 福蔵院から入って金井加里神社を経て上條集落に至る尾根つたいの山道を歩くと上 条集落が一望できるところになります。 ここから集落を望むと突き出し屋根が特徴の民家が集まっているのどかな風景に出 会えます。 公会堂に使われているお堂の桜の一木つくりの木食白道作の仏像を見せていただき ました。素朴な微笑みの中に年月を経た重みを感じさせてくれる仏像です。 この後、実際住んでいる民家を見学させていただきました 300年ほど前の建築ではないかと推測される民家(中村さん宅)の太い大黒柱や梁 に刻まれたチョウナの跡に当時の職人の技量の高さが感じられます。 黒川金山の流れを汲むとも言われる集落。集落の入り口には立派に修復されている 金井加里神社など、ウンチクを解説していただきながら案内してもらえるという贅 沢なひと時を過ごしました。 日ごろ見慣れている民家の構造も詳しく見ていくとそれぞれ微妙に違いがあったり、 新たな発見があります。見学会のような機会がありましたら、是非皆さんも訪れて いただきたい場所です。 ただし、実際の生活が営まれている集落ですので、地元の方々への配慮はお忘れな く・・・ 先日(財)日本ナショナルトラストから上条地区の調査報告書を取り寄せました (2000円+送料)。興味のある方はどうぞ。 【ウンチク】 *福蔵院は 元サッカー全日本コーチ・現J1大宮アルディージャ トータルアド  バイザー 清雲栄純氏の実家でもある。 *山梨県指定文化財 金井加里神社本殿 *塩山市指定文化財 金井加里神社随身門           上条地区 木造百観音像 木食白道作          福蔵院 木造百体仏 木食白道作           福蔵院 木造不動明王立像 【参考URL】 石川工務所 URL http://www.densho-sha.co.jp/ 一葉まちづくりの会 http://www.kcnet.ne.jp/~ichiyo/ 窪田のブログ http://blog.goo.ne.jp/kubo-tada 【塩山市公式メールマガジン 塩山探検隊49号 17年7月掲載】