言の葉:番外編2 げすとぶっくから生まれた言の葉たち
☆
吹き荒れる風は悪夢のように
私たちを襲うけれど…
過ぎ去ってしまえば
ほら
すべての迷いを吹き払って
空は青空
何処までも澄んだ
青・蒼・碧
さらさらと吹く風は
何処から何処へと
吹きぬけて行くのだろう
まるで魔法のようだね
2000.7.8
☆
透明な空をじっと眺めていると
すーっと
吸い込まれて行くようなカンジ
スカイブルー
悲しいくらいに 青い空
どこまでも高く 遠い空
空が私に近寄るのか
私が空に近寄るのか
手を差し延べてみても答えは掴めない
2000.7.24
☆
ギュギュッ
凹んだこころ
にぎりしめ
空の彼方に
投げつけてみる
2000.7.28
☆
ほんのりと
素肌に残る
時計跡
あの日過ごした
名残の時間
2000.7.30
☆熱帯夜
火照った肌を持て余し
ベッドの中で泳いでいるよ
寝苦しい戸惑いの中で
浅い眠りの中で
泳ぎつづける
魚のように…
この熱は
空に帰るのかな
それとも海に沈むのかな
今宵も熱帯夜
架空の海で泳ぎつづけよう
2000.8.2
☆
想い出は セピア色した フレームに
恥ずかしそうに 切り取られてる
2000.8.3
☆
窓辺より
生まれたての
光りの子が
こっそりこちらを覗いているよ
はやく一緒におしゃべりしたくて
うずうずしているのかな?
そろそろ目覚めなくてはね
待ち切れなくて
あの子が何処かに行ってしまう前に…
2000.8.4
☆
降りしきる雨は
アスファルトを叩きつけるけど
雨の想いはアスファルトには届かない
2000.8.8
☆
雨あがりに吹く風は
雨で洗い流された
すべてのものの残り香を
大切に包み込んで運んでくるのだよ
だから何処か懐かしい
そして少し切ない
2000.8.9
☆
忘れていた何かを
てのひらに包み込むように
そっと白い紙の上にも置いてみる
忘れていた何かが
待ち切れなかったとばかりに
ポン ポーンと 飛び出して来る
またひとつ
忘れていた何かを思い出す
2000.8.12