君が
幾多の悲しみの血を流し
幾多の苦しみの傷をその身に刻みつけ
ようとも
その悲しみの中の悲しみを
その苦しみの中の苦しみを
乗り越えて
歩んでゆく
歩み続けてゆく
その後ろ姿(あと)にこそ
君の人生の時刻(とき)が在るのだから
何処までも
歩み続けて欲しいと
願うのは
愚かなのだろうか
祈りにも似た気持ちで
君をみつめている……
その道程(みちのり)を……
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